桃源暗鬼は、鬼機関をダークヒーローとした桃太郎機関とのバトルが描かれています。
そんな鬼機関がなぜ桃太郎機関から狙われているのか気になる方もいると思います。
そして、桃太郎機関が正義なのか悪なのかについて考察していきます・
そこで今回は鬼機関と桃太郎機関について以下のことをまとめました。
- 鬼機関が狙われるのはなぜ?
- 桃太郎機関は正か悪どっち?
ということを「【桃源暗鬼】鬼機関が狙われるのはなぜ?桃太郎機関は正か悪どっち?」と題して記事をお届けします。
【桃源暗鬼】鬼機関が狙われるのはなぜ?
鬼機関が狙われる理由は、暴走すると危険だからです。
桃太郎が恐れているのは、鬼の凶暴性と自我の崩壊です。
ということを、桃屋五月雨(モモヤサミダレ)が語っています。

1巻1話で、四季が暴走し桃屋に対して攻撃をします。
暴走した理由は、父親である桃瓦剛志(モモガワラツヨシ)のためです。
ですが、四季は戦闘後に記憶の欠如、身体変化による混乱に陥りました。
暴走していた四季には自我はなく、桃瓦を攻撃していた可能性もあります。
ですので、もし鬼と話し合い和解したところで桃太郎には襲われるリスクは消えません。
ということで、桃太郎機関が鬼機関を狙う理由は暴走する鬼を排除するためといえます。
鬼が襲うのは桃太郎機関だけ?
鬼は桃太郎だけでなく、一般人を襲う可能性もあります。
5巻34話では「街で暴れた鬼によって辺りが血の海と化した」と描かれています。
被害が桃太郎だけに及んだという描写はありません。
このことから、血を制御できず暴走した鬼は桃太郎機関以外の一般人にも危害を加えると考えられます。
そのため、本来防がれるべき脅威は「鬼そのもの」ではなく「暴走した鬼の存在」だといえます。
一方で、羅刹学園の生徒のように血を制御できる鬼は、逆に一般人を守ることも可能です。
また花魁坂京夜のように救うことを目的とした鬼もいます。
ということで、暴走した鬼は桃太郎だけでなく一般人も襲います。
桃太郎機関の目的は?
桃太郎機関の目的は、市民を鬼から守ることです。
2巻14話で桃宮唾切(モモミヤツバキリ)と百草蓬(モモグサヨモギ)が語っています。
「桃太郎機関の仕事は鬼を見つけ処分し市民を陰ながら守ること。」
また、桃太郎機関の中にも鬼を選別する者もいます。
- 1巻1話:桃瓦剛志
「鬼と桃太郎も肩を組んで生きられたら良いのになぁ。」 - 5巻34話:桃部真中(モモベマナカ)
殺した鬼に祈りを捧げる人物 - 5巻39話:桃寺神門(モモデラミカド)
「人を救う鬼は殺しません。」
ですが、桃太郎機関の中にも自分の欲のために動いている者もいます。
5巻40話の桃巌深夜(モモイワシンヤ)は一般人の半グレを使って、放火もしています。
また、戦闘狂と言われる人も多く、市民を守る目的が統一されているか怪しいところです。

ということで、桃太郎機関の目的は建前上には市民を守ることとなっています。
【桃源暗鬼】桃太郎機関は正か悪どっち?
桃源暗鬼に登場する桃太郎機関は「悪」として描かれています。
なぜなら、公式の紹介でも「もし桃太郎が悪だったら」という切り口が示されているからです。
昔話における桃太郎は、市民を襲う鬼を退治する正義の存在として描かれます。
一方で桃源暗鬼は、その物語を鬼側の視点から描いた作品だといえるでしょう。
ただし、桃太郎機関の中にも仲間を鬼に殺された過去を持つ者がいます。
また、市民を守るために鬼を排除するよう教育を受けてきた者もいます。
逆に鬼の側にも、「鬼である」という理由だけで桃太郎に家族を奪われた者が存在します。
つまり、「誰かにとっての悪は、別の誰かにとっての正義でもある」
作品が伝えたいのは、そうした多角的な視点の大切さなのかもしれません。
桃太郎側がゲスいことしてて
— ハーミル (@chinoharmiru) August 13, 2025
鬼側が一人一人の救助やメンタルケアに必死
正義ってなんだろね
総隊長の活躍が凄かった
#桃源暗鬼 pic.twitter.com/PGbUeblCSR
したがって、桃太郎機関は悪として描かれてはいますが、単純な善悪だけでなく、さまざまな立場から自己判断して読むことをおすすめします。
桃源暗鬼の桃太郎機関のモデルは?
桃源暗鬼の桃太郎機関のモデルは、芥川龍之介「桃太郎」であると考えられます。
読者にとって悪と感じる桃太郎が描かれています。
桃太郎が鬼退治の目的は、山や川へ仕事に出るのが嫌だから。
鬼ヶ島という楽土にいた鬼は平和を愛していた。
後に、桃太郎らの討伐から生き延びた子鬼が育ち桃太郎らを襲うようになった。
ですので、桃源暗鬼は芥川龍之介の桃太郎を参考にしたと考えられます。
芥川龍之介の桃太郎で、争いの原因を先に作ったのは桃太郎でした。
ですが、桃源暗鬼では過去の始まりについてはまだ詳しく語られていません。
桃源暗鬼では「鬼神」がどのような意味を持つのかが重要になりそうです。
ということで、桃太郎機関は芥川龍之介の「桃太郎」がモデルと考えられます。
桃太郎機関はクズすぎる?
桃太郎機関は、クズが多いです。
おもに以下のようなことをする桃太郎機関は多いです。
- 私益のために鬼機関や一般人も巻き込み攻撃する。
- 弱みを利用して自分の言う事を聞かせる。
桃太郎が正義という先入観を消すために、よりクズとして描かれ悪が強調されています。
桃源暗鬼、声優もいいから皆に見て欲しい。鬼側視点のダークヒーローもの、桃太郎側の9割はガチでクズが多い。
— *懿斗垨 光希* (@mi2tu2ki2_) July 11, 2025
『桃源暗鬼』は敵役のほとんどがクズofクズなもんで、爽快感があっていいですのう。バトル物はシンプルなのがいちばんさー。
— 葛葉 (@Cuznoha) February 9, 2024
その甲斐もあり読者や視聴者にも、桃太郎が「敵役」という認識までされています。
ということで、桃太郎側は正義という先入観を消し敵とされるほどクズです。
まとめ

「【桃源暗鬼】鬼機関が狙われるのはなぜ?桃太郎機関は正か悪どっち?」を最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は鬼機関と桃太郎機関についてまとめました。
- 鬼機関が桃太郎機関に狙われるのは暴走すると危険だから。
- 桃源暗鬼の桃太郎機関は悪として描かれている。
桃太郎機関の多くはクズですが、イケメンに描かれていることで人気はあります。
また、クズの中にいる善人はよりイケメンに見られ人気が高まっているようです。
そして、物語は一ノ瀬四季の父親が桃太郎機関に殺害されたことから始まりました。
最後は、四季は父親の仇を打つのか、父親が望んだ鬼と桃太郎の和解は成立するのか。
桃源暗鬼の正義と悪の答えが、どのように描かれるのか気になるところですね。
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