大河ドラマ「べらぼう」の尾美としのりさんが演じる「平沢常富(ひらさわつねまさ)」という人物に注目が集まっています。
歴史好きの方やドラマファン。
「平沢常富ってどんな人?」
「史実では何をしたの?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、以下の大河ドラマ「べらぼう」の平沢常富について調べてみました。
- べらぼう平沢常富役は尾美としのり!
- べらぼう平沢常富史実では何した人?
それでは、「べらぼう平沢常富役は尾美としのり!史実では何した人?」の記事をお届けします。
べらぼう平沢常富役は尾美としのり!
大河ドラマ「べらぼう」において、平沢常富(著名:朋誠堂喜三二)役を演じるのは、実力派俳優・尾美としのりさんです。
尾美としのりさんは、「あまちゃん」など、数々の作品に出演してます。
幅広い役柄を演じ分けてきたベテラン俳優。
そんな尾美としのりさんがべらぼうで演じる平沢常富は、秋田藩の藩士でありながら、江戸城の留守居役という外交官的な役割を担っている人物です。
尾美としのりが演じる平沢常富<朋誠堂喜三二>は、出羽国久保田藩(秋田藩)の藩士で、江戸城の留守居(いまでいう外交官)を務める。
ORICONNEWS
また、平沢常富は蔦屋重三郎(横浜流星)と深く関わります。
そして、出版業界にも影響を与える重要なキャラクターとして描かれるのです。
平沢常富は、黄表紙と呼ばれる絵入りの読み物を作ることで、江戸の庶民文化を支えていました。
尾美としのりさんの演技力によって、武士としての顔と文化人としての顔を持つ平沢常富がどのように描かれるのか。
今から期待が高まりますね!
べらぼう平沢常富役の尾美としのりはどこ?
大河ドラマ「べらぼう」で平沢常富演じる尾美としのりがどこに出てるのと話題になっています。
ドラマでは2~4話でしっかりクレジットがあります。
ですがどこに出てるかわからないという人が多くいました。
ちなみに2~4話で平沢常富演じる尾美としのりさんはほとんど出番はなかったようです。
- 第二話 「源内先生じゃないですか〜」の人
- 第三話 そば屋の縁台の人?
- 第四話 蔦重か夜駿河屋へ向かう時にすれ違った人
ではないかと思われます。
これは演出としてわざとやっている可能性もありそうですね。
べらぼうの平沢常富は史実では何した人?
大河ドラマ「べらぼう」の平沢常富は史実では、江戸時代の武士でありながら、戯作(げさく)作家としても活躍した人物です。
本名のほかに、「朋誠堂喜三二(ほうせいどうきさんじ)」という筆名でも知られています。
黄表紙の2大巨頭の1人恋川春町は実は駿河小島藩の藩士で本名は倉橋格という。同じく朋誠堂喜三二は秋田藩藩士で本名は平沢常富である
— なぞだしଲ (@Himadashiz) January 2, 2025
さらに狂歌師唐衣橘洲は田安徳川家家臣小島源之助である。こうしてみると江戸時代の武士は現代に先駆けて同人活動に勤しんでいることが見て取れる🤔#大河べらぼう
平沢常富は1735年に生まれ、秋田藩に仕える武士でしたが、江戸城の留守居役として江戸に滞在。
その一方で、作家として黄表紙や洒落本などの娯楽小説を執筆し、多くの人々に愛されました。
黄表紙・洒落本作家としての功績とは?
平沢常富は、当時の人気出版社である蔦屋重三郎とタッグを組み、多くの書籍を出版しました。
代表作には、
- 『親敵討腹鞁(おやのかたきうちはらのこしき)』
- 『文武二道万石通(ぶんぶにどう ばんごくつう)』
などがあり、いずれも江戸時代の社会風刺が込められた作品でした。
特に、遊里(吉原)に関する作品が多く、当時の江戸文化を鮮やかに描いています。
また、平沢常富は「手柄岡持(てがら おかもち)」という筆名で狂歌師(風刺を含む短歌を詠む詩人)としても活躍しました。
政治や社会問題をユーモラスに詠んだ作品は、江戸庶民に大人気でした。
寛政の改革後も創作を続けた !
18世紀末の「寛政の改革」では、黄表紙や洒落本などの娯楽作品が取り締まられるようになりました。
しかし、平沢常富はその後も執筆活動を続け、江戸文壇の重要な作家の一人として活躍します。
晩年は狂歌に専念し、1813年に亡くなるまで第一線で活動しました。
平沢常富の作品は、江戸の文化を知る上で欠かせない資料として、今も研究されています。
平沢常富と平賀源内との意外なつながりとは?
平沢常富は、江戸時代の発明家・文化人である平賀源内とも関係がありました。
平賀源内が執筆した「吉原細見」という書物の序文を依頼したのも、平沢常富だったと言われています。
蔦屋重三郎が手がけていた「吉原細見」の序文を担当することになった経緯は、朋誠堂喜三二が「平賀源内」(ひらがげんない)に師事していたことが理由だと言われています。蔦屋重三郎からの依頼を平賀源内が断ったことで、朋誠堂喜三二に仕事が回ってきたのです。
名古屋刀剣ワールド/名古屋刀剣博物館
つまり、彼らはただの知人関係ではなく、江戸時代の文化・文芸活動において互いに影響を与え合う仲だったのです。
平沢常富は、狂歌師や戯作者としても活躍しながら、平賀源内の知名度を高める手助けもしていた可能性が高いですね。
まとめ
「べらぼう平沢常富役は尾美としのり!史実では何した人?」を最後までご覧いただきありがとうございました。
大河ドラマ「べらぼう」で尾美としのりさんが演じる平沢常富は、史実に基づいた実在の人物です。
平沢常富は、秋田藩の武士でした。
さらに、黄表紙や洒落本を執筆し、江戸時代の文化を支えた作家でもありました。
さらに、平沢常富は出版業界のキーマンである蔦屋重三郎と深く関わり、多くの名作を世に送り出しました。
加えて、平賀源内とも交流があり、互いに影響を与え合う関係だったとされています。
大河ドラマ「べらぼう」では、尾美としのりさんの演技によって、
武士と作家という二つの顔を持つ平沢常富がどのように描かれるのかも見どころとなるでしょう。
歴史好きの方も、そうでない方も、このドラマを通じて平沢常富という人物に興味を持ってもらえたら嬉しいです!
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