朝ドラ「あんぱん」ですが、SNSやネット上で
「ちょっと時代設定がおかしくない?」
「ハンバーグ弁当って昭和初期にあったの?」
「パン1個10銭って、今の価値でいくらくらい?」
といった声もちらほら。
たしかに、昭和2年(1927年)ってどんな時代だったのか、ピンとこない人も多いですよね。
今回は、以下の朝ドラ「あんぱん」の時代設定について調べてみました。
- 朝ドラあんぱんの時代設定が変?
- 朝ドラあんぱんの昭和初期時代の貨幣価値についても!
それでは、「朝ドラあんぱんの時代設定が変?昭和初期の貨幣価値についても!」の記事をお届けします。
朝ドラあんぱんの時代設定はいつ?
朝ドラ「あんぱん」は、アンパンマンの作者・やなせたかしさんと、その妻・小松暢さんをモデルにしたフィクションです。
ドラマでは、昭和2年(1927年)9月から物語が始まります。
主人公のぶ(小松暢さんがモデル)は当時8歳。
彼女の成長と、やがて漫画家になる嵩(たかし)との出会いが描かれます。
この時代は「戦間期」と呼ばれ、第一次世界大戦後から第二次世界大戦までの間。
日本は不況や社会不安を抱えていた一方で、大正デモクラシーの名残もあり、文化が発展し始めていた頃です。
朝ドラあんぱんの時代設定が変?
朝ドラ「あんぱん」で時代設定が「変じゃない」「おかしい」といった声が出ています。
あんぱんは昭和2年(1927年)が舞台ですが、映っているものが当時のものと違うという指摘が多いです。
ドラマ内で登場する鉄道車両やお弁当の中身、衣装、小道具などが、実際の昭和初期には存在しなかったり、違和感があるようです。
朝ドラあんぱん鉄道シーンに違和感?
朝ドラ「あんぱん」視聴者から最も多く指摘されているのが、鉄道の時代の描写です。
ドラマの中でのぶが走るSLと並走する場面が話題になりましたが、「あの車両、当時のじゃないよね?」という声が鉄道ファンから続出。
「幼少期ののぶが、SLと並走する場面があるのですが、そこに使われている機関車と車両に対して、鉄道マニアから総ツッコミが入っています。作品の舞台は昭和2年(1927年)でありながら、映り込んでいるものは当時は存在しなかったとの指摘が鉄道ファンから相次いでいるんです」
FLASH
実際、ロケ地となっているのは栃木県や茨城県を走る「真岡鐵道」とみられており、現代の保存車両を使って撮影されています。
当時のSL車両は現存しておらず、CGや現存車両の流用に限界があるのも事実です。
つまり、「再現しきれないところがあるのは仕方ないけど、鉄道マニアから見るとちょっと気になるよね」ということですね。
朝ドラあんぱんの時代にハンバーグ弁当はあったの?
朝ドラ「あんぱん」ネット上では、「あの時代にハンバーグ弁当なんてあったの?」という疑問も。
たしかに、ハンバーグが一般家庭に浸透したのは昭和30年代以降。
洋食文化が庶民にまで広がるのは戦後の話です。
よって、朝ドラ「あんぱん」の時代となる昭和2年の庶民の弁当にハンバーグが入っていたのはちょっと不自然といえるかもしれません。
朝ドラあんぱん主題歌が時代背景に合っていない?
朝ドラ「あんぱん」一部の視聴者からは、主題歌とドラマの時代背景が合っていないという指摘も。
ポップで今風な主題歌に、「アンパンマンの世界観や、やなせさんの人生観を反映した曲のほうが良かった」と感じた方もいるようです。
制作サイドとしては、視聴者の共感を得るために現代的な演出を意図したのかもしれませんが、「時代もの」としての整合性を求める声も根強いですね。
朝ドラあんぱんの昭和初期時代の貨幣価値についても!
朝ドラ「あんぱん」の昭和初期時代の1円は、今の約800〜4,000円くらいの価値があったと考えられます。
初任給、白米価格など複数の基準から換算すると、それくらいの差があると予測されるからです。
朝ドラあんぱんパン1個10銭って高い?安い?
朝ドラ「あんぱん」の中で、パン1個10銭というシーンが登場します。
「え?10銭っていくらなの?」
と思った方も多いでしょう。
昭和初期の1円=100銭です。
つまり、10銭=0.1円。
ただし、当時の1円は現在の約800円〜4,000円に相当するため、10銭は今のお金でおよそ80円〜400円になります。
つまり、パン1個が80円〜400円くらいと考えると、今とそこまで大差ないか、ちょっと高めですね。
朝ドラあんぱん昭和初期時代の物価はどんな感じ?
いくつかの試算を見てみましょう。
- 企業物価指数から算出:1円 ≒ 859円(出典:日本銀行資料)
- 白米の価格比較:1円 ≒ 818円
- 初任給ベースの計算:1円 ≒ 4,000円
- 国会図書館のレファレンス(サービス):1円 ≒ 613円
このように計算方法によって差はあるものの、おおよそ800〜4,000円の間に収まります。
朝ドラあんぱん 昭和初期時代はお金の価値が高かった?
朝ドラ「アンパン」の時代となる昭和初期はお金の価値はとても高かったそうです。
というのも、当時は物価が全体的に安かったんですね。
例えば、
- うどん一杯…2銭(現代換算で約16円〜80円)
- 映画館の入場料…15銭(約120円〜600円)
- 白米10kg…3円20銭(現在は約2,600円)
これを見ると、今とはだいぶ感覚が違うことがわかります。
つまり、「昭和初期はお金の価値が高く、1円の重みがすごかった」というわけです。
ですので朝ドラ「あんぱん」の時代となるお金の価値はとても高いものでした。
まとめ
「朝ドラあんぱんの時代設定が変?昭和初期の貨幣価値についても!」を最後までご覧いただきありがとうございました。
ドラマの時代設定には一部違和感の声もありますが、物語としては昭和初期の空気感を丁寧に描いているのが伝わってきます。
また、昭和初期の貨幣価値は今と比べて非常に高く、1円=800円〜4,000円ほど。
10銭のパンも、意外と現代の価格感と近いことがわかりましたね。
細かい違和感も含めて、こうした時代背景を知ると、ドラマがもっと楽しくなるかもしれません。
これからの展開にも注目していきましょう!
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